三郷町社会福祉協議会では、要支援・要介護・総合事業認定を受けていない町内在住の65歳以上の方を対象に介護予防・認知症予防事業を実施しています。
それぞれ違う目的を設定した2つの教室(スッキリ教室・運動器の機能向上教室)の運営と1つの活動(いきいき百歳体操・誤嚥にナラン!体操)のサポートをしています。
現在、認知症は完全に発症を予防する事はできません。そして誰でもなりうる可能性があります。
だからこそ認知症予防を正しく理解し備え、「予防」と「共生」そして「支え合い」と「いきがいがある」町へ、
『いつまでも元気に活躍したい』を実現する教室です。
この教室では『とっとり方式認知症予防プログラム』を取り入れています。
また、最新の第一興商の生活総合機能改善機器『FREEDAM』を導入し、懐かしの唄や映像に合わせた体操プログラム
なども実施しております。
『とっとり方式認知症予防プログラム』とは鳥取県と日本財団の共同プロジェクトで、鳥取大学の浦上教授を中心に
開発された認知症予防プログラムで「運動」「座学」「知的活動」を週1回程度行う事で認知症の発症や進行をおくらせる
効果が実証されています。
対象者 | 町内在住65歳以上の方(要支援・要介護の認定を現在受けておられる方は除きます) |
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場所 | 三郷町福祉保健センター |
開催日 |
毎週月曜日~木曜日(全7クラス) |
参加費 | 1回200円 |
募集概要 | 半期制(上半期4月~9月)(下半期10月~3月) |
申込時期 | 上半期 3月上旬 下半期 9月上旬 ※町広報に掲載致します。 |
募集定員 | 1クラス14名(計約98名) ※詳しくは、町広報等をご覧ください。 |
口腔体操(おでこ体操)実施風景 ラジオ体操実施風景 知的活動(記憶の問題)
棒体操実施風景 号令体操(判断力・注意力課題) 社会交流(談話)
担当者からのコメント
「認知症予防」は「認知症にならない」という意味ではなく『認知症になるのをおくらせる』『認知症になっても進行をおくらせる』ことを皆さんにお伝えしています。高齢期になると人との交流(社会参加)が少なくなり、口の健康や体の健康が失われていきます。まずは教室での人との交流を中心に活動し、知的活動や座学や運動を定期的に行うことでMCI(軽度認知障害)状態への移行を予防します。
また、TDASプログラム(タッチパネル式認知症評価スケール)を定期的に実施することで早期に認知機能の変化に気づき、状態に合わせて相談機関や専門機関にお繋ぎすることも重要な進行の予防となります。
色々な方との交流や脳と体を使った活動に参加しましょう。
地域出張型 介護予防・認知症予防 サテライト「スッキリ教室」
~あなたの地域で「スッキリ教室」を!~
平成30年度より地域で取り組める介護予防・認知症予防教室を目指してサテライト「スッキリ教室」も展開します。
教室の内容は、従来の「スッキリ教室」とは異なります。「脳を刺激する体操や脳を刺激する体操」で60分間のプログラムです。
※令和2年度より外部講師を派遣して行っています。
運動器の機能向上 リファイン教室
自分では足腰が少し弱ってきた、何か運動をしなければいけない、でもきっかけがない・・・
この教室では、そんな方達と交流をしながら運動や健康についての講座や運動の指導を行っています。
対象者 | 町内在住65歳以上の方(要支援・要介護の認定を現在受けておられる方を除きます) |
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場所 | 三郷町福祉保健センター |
開催日 | 毎週金曜日 午前クラス10時~11時30分 |
参加費 | 1回200円 |
募集概要 | 1クール制(4ヶ月) |
申込時期 | 1クール目 4月上旬 2クール目 8月上旬 3クール目 12月上旬 |
募集定員 | 1クラス6名 |
リファイン教室
担当者からのコメント
身体活動(運動や活動)は継続しないと意味がありません教室では、運動や健康についての講座や何か新しい活動につながる情報などもお伝えしています。また、継続して運動や社会交流ができるように教室卒業後の自主的運動サークルも紹介しています。あなたのやるきスイッチをONにしませんか?
自主的運動教室
運動器機能向上教室の卒業後の継続した運動の機会と地域住民の交流をはかる自主的教室です。
DVDを見ながらの運動器向上と茶話会等を行っておられます。定期的に健康サポーターなどが運動指導に入るサロン型の自主的運動教室を展開しています。
対象 運動器機能向上教室の卒業生(要支援・要介護認定を受けておられない町内在住の65歳以上の方) 開催日 毎週金曜日 午前1部 9:50~10:50 2部 11:00~12:00 午後 13:30~14:30 場所 福祉保健センター 定員 15名程度 参加費 無料
卒業生の自主的運動教室
高知県発祥で話題のいきいき百歳体操とは?
平成14年 高知市の理学療法士によって開発されました。
手首・足首に「おもり」をつけて椅子に座った状態で行う筋力運動の体操です。
体操は、「準備運動」「筋力運動」「整理運動」3つの運動で構成されています。
平成14年に高知市で開かれた「いきいき百歳応援講座」の検証によると、「5メートル歩行速度」など身体機能の改善が実証されました。激しい動きがなく、ゆっくりと取り組む体操です。高齢者の方や体力に自信が無い方でも気軽に実施でき、運動による効果が実感できます。
「いきいき百歳体操のもう一つの目的~身体機能改善以外にも!?~」
「知り合いができた」「気持ちが明るくなった」「楽しみが増えた」といった精神面への効果があることも分かっています。健康を目的に体操をし、地域住民の居場所づくりもできるのが「いきいき百歳体操」の魅力です。
令和4年 12月現在、三郷町では15の自治会、3つの団体で「いきいき百歳体操」に取り組んでおられます。
いきいきと生活するために、あなたの地域でもはじめてみませんか。
三郷町社会福祉協議会までお問い合せください。0745-34-1008
高齢者の方に多い「誤嚥性肺炎の予防」を目的とする体操です。
奈良県健康長寿共同事業実行委員会が設置する有識者会議で発案されました。
地域のサロンや市町村介護予防教室などで、専門家による効果検証されている安全な体操です。
①呼吸・息こらえ・発声などの組み合わせにより飲み込む力の維持やむせる力の向上にアプローチ。
②全身運動を通じてバランス機能も高まり転倒予防につながります。
三郷町では、地域での「いきいき百歳体操」と同時に「誤嚥にナラン!体操」を実施しています。
いきいき百歳体操を中心とした『通いの場』の風景